日本の弁護士会、外国の弁護士会

日本の弁護士は、必ず、地域レベルの弁護士会(単位会といいます)と日本弁護士連合会に所属します。単位会は、都道府県レベルが多いですが、東京は歴史的に東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会と三つの会があったり、広い北海道には旭川、釧路、札幌、函館と四つの会があったりします。それぞれ自治があり、会長を筆頭とした組織が組まれています。日弁連は、すべての単位会を束ねるアンブレラ組織です。

日本では、どこかの弁護士会のメンバーであることが義務となっており、登録していなければ活動ができません。外国でもそのような制度は多いです。

なお、外国の資格を持っている弁護士で、日本で活動している弁護士も、どこかの単位会(実際は東京と大阪が多いです)に外国法事務弁護士として登録しています。そのような弁護士は、登録した国の法律についてのみ活動ができ、日本法に関する活動はできません(広い意味では「国際弁護士」といえるかもしれませんが、日本で一般に「国際弁護士」と呼ばれているのは、日本の他に外国の資格も持っている弁護士かと思われます。)

他方、アメリカなどは、弁護士会への強制加入制度がありません。アメリカでは、弁護士資格は州ごとに付与されるのですが、その資格の終局的な管理は州の司法部(Judicial Department)にてなされており、ここに登録費を払っていれば、資格は維持できます。
その他に、ニューヨーク州弁護士会(New York State Bar Association)のような州単位の弁護士会や、統括組織としてのアメリカ弁護士会(American Bar Association)などがありますが、それらへの加入は任意となっており、会員としてのベネフィットを受けたい人だけが会費を払って加入することとされています。

私は、東京弁護士会と日弁連、ニューヨーク州弁護士会とアメリカ弁護士会に所属しています。

ちなみに、日本の弁護士会の会費は、自治が堅固であるゆえか、会費がとても高いことである意味有名であり、そのため、若手弁護士が会費を工面するのに苦労するという状況もあります。私のアメリカでの会費は、すべて合わせて年間7~8万円程度ですが、日本の会費は、月で約5万円になります。。。