コラム始めました

皆様に弁護士の業務について良く知って頂き、また当事務所に親しんで頂くため、コラムを始めました。

弁護士の仕事は多岐にわたりますが、最初は、最も親密なお付き合いのさせて頂き方として、顧問弁護士としての業務を詳しくご紹介させて頂こうと思います。多くの経営者様が、弁護士というのはただでさえ敷居が高いのに、顧問弁護士なんて尚更…または当社はまだ顧問弁護士なんて必要な状態にはない…とお考えのようにお見受けしますが、いつでも気軽に相談できる法律の専門家を顧問として抱えることで、実は多くの経営上の問題が解消され、またリスクを未然に最小化することができます。
弁護士への依頼の仕方は、ご相談や案件ごとにスポットで頂くことももちろん可能です。もっとも、そのような方法ですと、毎回費用を取り決めた上でなければ対応することができず、またご依頼者にとってもちょっと相談するというわけにはいかないと思われます。この点、顧問弁護士であれば、日々のご相談は原則として顧問料の範囲内で対応しますので、お気軽にご相談いただけると思います。
また、弁護士に持ち込まれる案件は、問題が起こった後であることが多いのですが、顧問弁護士がいれば、不安を感じた段階で相談できますので、トラブルを未然に防ぐことに役立ちます。医療と同じで、風を引く前の予防が大切であり、顧問弁護士は「かかりつけ弁護士」のような役割といえます。

その次は、英文契約についての初歩的な解説をさせて頂こうと思います。当事務所は国際法務に強みをもっておりますが、その業務の多くは国際的な売買契約、代理店契約、販売店契約、ライセンス契約、秘密保持契約等の英文契約のドラフトやレビューです。また多くの経営者様にとって、国際弁護士を必要とするきっかけは、取引先が海外なので英文契約が必要となった、あるいは取引先から英文契約が送られてきて対応に困っている、というものです。 日本の社会では、信頼関係を基本とした取引が尊重されていて、トラブルがあっても「話せばわかる」という風潮があります。また、特に中小零細企業では、契約書のような書面を交わすことは、信頼関係に影響を及ぼすといった発想すらあります。しかし、一旦国境を超えると、こうした感覚は全く通用しません。従いまして、契約書の記載内容が全てとなります。
海外の取引先から英文契約が送られてきた、あるいは本来はこちらで英文契約を用意しなければならない、といった場面で、日本的な感覚をもって内容をよく理解せずに署名したり、作成を割愛するようなことがあると、後でそれが命取りになる可能性があります。英文契約の理解にはコツがありますから、少しでもお伝えできればと思っています。

気軽な読み物としてご参考として頂ければ幸いです。