顧問弁護士 (4) ~紛争の予防~

皆様は、病気をすると病院に行きます。そして、その病気が重大であればあるほど、あぁ、普段から検査をすればよかった、ちょっと調子が悪いと思ったときに早目に医者にかかればよかった、と思うのではないでしょうか?

これと同じことが、ビジネスと法律相談にもいえると思います。
ビジネスにおけるトラブルや紛争は、身体における病気と同じです。それが起こると、日常的な業務に支障が出て、お金と時間とストレスをかけて解決しなければなりません。また、それが重大なものであれば、死亡、つまり企業の存続すら危ぶまれるかもしれません。

つまり、紛争が起こってしまった場合の対処はもちろん必要ですが、大切なのはそもそも紛争を起こさないことです。そのためには、普段から、不安に感じたことがあればすぐに弁護士に相談して進めることが不可欠です。そして、そうした「かかりつけ弁護士」のように気軽に相談できる関係というのが、顧問弁護士です。

病気をする度に違う医師にかかると、その度に説明が必要ですし、気も遣って遠慮がちになります。かかりつけであれば、ちょっと調子が悪いからと気軽に、腹を割って相談できます。
弁護士も同じだと思います。顧問契約をしていない弁護士には、仮に親密な関係があっても、相談する度に気を遣うと思います。他方、一定の顧問料を支払っている顧問弁護士であれば、普段から何でも気兼ねなく相談できますので、会社が自然とトラブルや紛争が起きにくい体質になっていきます。

また、いざトラブルが起きてから弁護士を探すというのは大変です。時間に迫られている上、信頼できる弁護士かどうかも見極めなくてはなりません。この点、普段から会社のことを見てくれている顧問弁護士がいれば、安心してすぐに依頼することができます。

顧問弁護士の仕事の内、もちろん事後的な紛争解決(外科手術)も大事ですが、それよりも日頃から紛争の予防をし、病気をしない体質作りをすることがより重要だと考えています。