弁護士の呼び方…なぜ「先生」?

弁護士は、なぜか先生と呼ばれることが多いです。弁護士に限らず、司法書士、税理士、会計士などの他の士業も同じ傾向にあります。

私はこれにずっと違和感があり、なるべく他の呼び方をして頂けるようお願いしています。(とはいっても、そのままになってしまっていることも多いのですが…)

弁護士は、たしかに法律の知識などを教えたりすることがありますが、何かを教えることは他の仕事でもあります。学校で師と仰ぐような本当の意味での先生とは違います。

また、日本人は、何やら偉い人を先生と呼ぶ傾向にありますが、弁護士は別に偉くありません。弁護士は人権擁護と社会正義を実現するという何やら重い職責を追っている建前ですが、それは社会における役割分担であり、別に偉いわけではありません。議員や代議士が偉くない(むしろ税金を払っている国民や市民のために仕える義務がある)のと同じです。こうした人々を先生と呼ぶ必要はありません。

といっても、私も目上の弁護士や士業の先輩を先生と呼ぶことは、実際はよくあります。士業の数が少なく、社会的地位が高いとされ、持ち上げられてきた時代の方々は、昔からそう呼ばれることに慣れていますので、私もそう呼ばせて頂くことが気楽だからです。弁護士同士が先生と呼び合っている光景は、外部の方からすれば異様に感じられるとは思いますが…

いずれにせよ、弁護士、特に日常的に身近な存在となるべき顧問弁護士を選ぶときには、先生ではなく、気軽にサン付けで呼び合えるような方を選ぶとよいと思います。顧問弁護士は、気軽に相談できることがメリットですから、持ち上げて気を使わなければならないような顧問弁護士は、顧問弁護士の本当の効用を得られないと思います。まして、上から目線の偉そうな弁護士を顧問にしないようにしましょう。

私を先生と呼んで下さっているクライアントの皆様、ぜひこれからはもっと身近な存在としてお声掛けいただければ嬉しいです。