当事務所は、国内外を問わず、中小企業の活躍を陰で支え、その従業員やご家族の幸せ、そして社会に対し、ささやかながら貢献できる存在でありたいと思っています。

弁護士を身近な存在へ

中小企業の皆様は日本の活力の源です。日本経済はたくさんの技術力ある中小企業に支えられています。
中小企業の経営者の中には、弁護士は大企業が雇うもので、自社には縁がないと思われている方も多くいらっしゃいます。しかし、財務的な体力や法的リソースに乏しい中小企業こそ、本来は弁護士が必要ではないかと考えております。
例えば、顧客とトラブルになり、多額の損害賠償を請求された場合、大企業であれば財務的な影響は限定的ですが、中小企業では会社の存続にも影響を与えかねない事態となります。あるいは、顧客への売掛金が焦げ付いた場合、バランスシートが大きい大企業であれば不良債権として処理すれば足りますが、中小企業では資金繰りを直ちに圧迫することとなります。ともすれば、日常的に紛争の予防をする必要性は、中小企業の方が高いとすらいえます。
また、大企業と取引をする際、大企業には法務担当者がおりますが、中小企業に法務に精通した担当者がいることは珍しいと言えます。そうすると、契約交渉などにおいて、ただでさえ立場の弱い中小企業は、知らないうちに法的にも大企業の都合のよい条件を飲まされ、いざという時に想定外の負担を強いられることになりかねません。そのようなことがないように、契約内容などについて平生から助言をするのが弁護士の役割です。

皆様にとって弁護士はどのような存在でしょうか? 何か敷居が高く、「裁判沙汰」にならないと縁がないとお考えではないでしょうか? 紛争に巻き込まれた場合、すぐに責任を持って対応してくれる弁護士はおりますでしょうか? 紛争を未然に防ぐ術を心得ている社員はいらっしゃいますでしょうか? 法務担当者はいらっしゃいますでしょうか?
紛争は、起こってから慌てて対処するのではなく、起こさない様に予防することが肝心です。そのためには、少しでも不安に思ったら気軽に相談できる弁護士が必要です。「こんな契約書にサインしてしまってよいか」「代金を回収できない可能性があるのではないか」などとドキドキしながらも、目をつむって「えいや」と進めている案件はないでしょうか。

経営者の皆様は、日々、多くの悩みに遭遇すると思いますが、実は、企業活動、つまり仕入、販売、広告、雇用、組織運営といったすべての行為は法律によって規律されておりますので、弁護士に相談することで方向性が定まり、ボトムラインが見えることも多いものです。そのように普段から信頼のできる弁護士と身近な関係を築いておくと、自然と会社が骨太なコンプライアンス体質となり、いざというときの体力もつきます。

当事務所は、地道な努力を積み重ね、誇りある仕事をしている中小企業が、ある日、思いがけず足元をすくわれ、従業員や取引先に迷惑をかけることなく、安心して経営いただけるよう、日頃から寄り添い、共に歩む存在でありたいと考えております。

海外展開を支援いたします

日本の中小企業は、世界に誇れる技術とサービスを持っています。海外市場におけるポテンシャルは益々高まっており、どんどん海外でご活躍頂くことが日本の活力になります。また、ボーダーレス化に伴い、積極的に海外を志向しない企業でも、国際取引を避けられない環境となっております。

日本を一歩出たら国際取引ルールに従うことになり、また取引相手の文化も慣習も異なりますので、日本式の「阿吽の呼吸」「話せばわかる」といった文化は一切通用しません。
ところが、日本人は良くも悪くも性善説であることが多いため、国内取引の延長で国際取引を行い、大きな痛手を負う例が後を絶ちません。せっかくの気概ある中小企業が、海外で赤字を垂れ流し、技術を持っていかれるのを見るのは本当に心が痛みます。中小企業のリソースは限られていますので、海外展開で大失敗すると本丸の経営に影響を与えかねません。

そのような悪夢を未然に防ぎ、またトラブル時にも適切な対応をサポートするのが、国際取引に精通した弁護士です。
でも、中小企業の皆様にとっては、ただでさえ弁護士は敷居が高いと感じているのに、国際弁護士となると更にハードルが上がると思われるかもしれません。たしかに、国際弁護士の多くは大手や外資系の事務所に所属しており、そのような事務所の敷居が高いことは否めません。
しかし、当事務所は、そのような敷居を取り払い、国際案件についても国内案件と同じ気軽さでご相談いただける存在でありたいと考えております。そのような存在であることで、効果的な予防法務ができると思っています。この国際化の時代、弁護士もその役割を果たすには、国境にとらわれてはなりません。

すでに海外展開されている企業様はもちろんですが、これから海外展開をご検討される段階でも、基本から丁寧に説明し、サポートさせていただきます。

これから海外展開を考える方へ

費用は柔軟に対応します

一般に、弁護士費用は高いとの印象をお持ちの方が多いですが、経営コンサルタントや保険にお支払いの金額と比べていただければ、決してそのようなことはありません。国際案件につきましても、契約書のドラフトはなるべくフラットフィーで対応するなど、ご予算を立てやすく、安心してご依頼いただけるプランをご提案させていただきます。ニーズとご負担に配慮した柔軟なご提案をさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

応接室